各種マネジャー研修

自分を見つめなおす機会を！「ひと」に着目した管理職研修

かつて、建設関係の会社を経営している方から 1泊2日コースの「管理職研修」を行ってほしいとの ご依頼がありました。

管理職の方に要求される知識・ノウハウ・スキル・見識等は 多方面に渡ります。 1泊2日コースですから時間も限られていますので、 思いつくことを満遍なく行っても、 大した効果は望めません。

経営者の方に確認してみると、 まずは「ひと」に着目した研修にフォーカスしてほしい、 とのことでした。 「ひと」と来れば、「コミュニケーション」 「リーダーシップ」「キャリア構築」等、 私が得意とし、大好きな分野でもあります。 そこで、次のようなプログラムを中心に研修を行いました。

一つ目は「過去年表・未来年表」の作成＆発表です。 内容はご想像のとおり、 自分の過去を年表にしながら振り返り、 現在の資産（経験、スキル、知識、人脈等）を 洗い出した上で、 今後どのように生きていくのかを考え、 全員の前で発表するプログラムです。 これは以前自分が受講した研修で、 自分自身を見つめ直す大変よいきっかけとなり、 周りの人の生き様も分かるので、 周囲の人達とのコミュニケーションの壁が 消えた実感が持てたことから、 多くの方たちに広めたいと思っていたプログラムです。

二つ目は「コーチング」です。 上司が部下に「あれしろ、これしろ」と命令し、 部下は言われたとおりのことをするだけの マネジメントでは部下は育ちません。 部下自身に考えさせて、 自ら行動を起こすコミュニケーション手法、 それがコーチングです。 具体的なマネジメントスキルの一つとして ぜひ押さえておきたいものであり、 私自身も以前から大いに関心を 寄せていたものでもあるので、 自分も勉強しつつ、周りの方にも広めたいと考え、 プログラムの目玉の一つにしました。

三つ目は「私のSWOT分析」です。 SWOT分析とはマーケティング用語で、 自社の強みと弱みを挙げ、 市場の機会や脅威の要因を踏まえて どのようにその強みを活かし、 弱みをカバーするのかを考えるものです。 この考え方を応用して、 自分の強みと弱みを挙げ、 社内でどのように強みを活かし、 弱みをカバーするのかを考えるプログラムを考案しました。

研修の進め方としては、 私が語る時間とか、教える時間を極力減らし、 参加者の方々が作業をしたり、 ロールプレイをしたり、 ディスカッションをしたりする時間を たっぷり取りました。

私が「マネジメントとはこういうものです」と 押しつけるより、 自分たちで考えて、 自分たちで出した答えの方が納得度が高いでしょうし、 次の日からの実践に応用しやすいと考えたからです。

研修終了後には、 どの方も大いに刺激を受けていただいたようで、 アンケート結果を読むと、 大変うれしく感じる言葉がたくさんありました。

1ヵ月後、個人別にフォロー面談を行いました。 中には研修後、 マネジメントスタイルをガラリと変えた人もいて、 「この計画表は今まで私が一人で作ってきましたが、 今回は全員参加で作ったんですよ」とか、 「今まで部下を萎縮させてばかりいたけれど、 自分の接し方を変えたら、部下がイキイキとしてきて、 結果の数字も伸びてきました」等と、 嬉しい言葉を沢山いただきました。

そのような参加者の方々と接し、 私は「こういうことをもっと多くの方に広めて、 イキイキとした人生を送ってほしい。 何となく会社に来て、何となく昨日の続きの仕事をして、 何となく1日が終わるのではなく、 一人一人の強みを活かし、 強固なチームワークで目標達成に向けて邁進する。 そういう企業作りという側面からも 中小・ベンチャー企業を応援しよう」、そう決意しました。

研修開催の手順

研修当日までの準備期間

およそ1ヶ月間程度を要します。

管理職を対象にした研修の実績

お問い合わせ先